·ジャケット印刷無し
【製作国】: 日本
【監督】:
【出演/声の出演】: 千原ジュニア、大東俊介、赤井英和
【言語 】:日本語音声
【字幕 】:日本語字幕
【ディスク枚数】: 4枚組
日本公開日: 2010-2015
【内容紹介】
1. 新・ミナミの帝王
フリーターの坂上竜一(大東俊介)は、大阪ミナミで「ミナミの鬼」と恐れられる金貸しの萬田銀次郎(千原ジュニア)のしたたかさに惚れ込み、弟子入りを志願。ある日銀次郎は、幼なじみの今宮伸治(内田滋)に会う。銀行員の今宮は支店長の朝倉順一(西村雅彦)が目をかけている、同僚の平原咲子(白石美帆)と親しくなったことから朝倉の怒りを買い、大口の契約を取れなければクビだと言い渡される。追い詰められた今宮は銀次郎に金を借り、他人名義で自ら投資信託を買う。成績を上げ、融資審査部に異動になった今宮は、朝倉の指示で食品会社に10億円の融資を決めるが、その会社が不渡りを出して倒産。不正融資の疑いも浮上し、責任を問われた今宮は自ら命を絶った。今宮の死を知らされた銀次郎は、不審な融資の裏に朝倉が絡んでいるとにらみ、今宮に貸した金を朝倉から回収すると決意する。
2. 裏切りの実印
大阪ミナミの街で金貸し業を営む萬田銀次郎(千原ジュニア)は、かつて金を貸したことのある設計事務所の社長・富永圭一(福田転球)に再会。10年前、会社が倒産寸前だった富永は妻の可菜子(星野真里)とともに銀次郎のもとを訪れ、借金を申し込んだのだ。弱気になる富永を支えようと、体を張る覚悟を見せた可菜子のいじらしい姿は銀次郎にとって忘れられないものだった。その後、借金を完済した富永は会社の経営を軌道に乗せたが、仕事に情熱を傾けるあまり家庭を顧みず、可菜子に寂しい思いをさせていた。 ある日、学生時代の友人・野平友香(小川奈那)に夫への不満をぶちまけた可菜子は、友香に誘われて夜の街へと繰り出す。友香の知人という実業家の黒岩慎二(西村和彦)を紹介された可菜子は、黒岩のやさしさに惹かれていく…。
3. 仕掛けられた罠
萬田銀次郎(千原ジュニア)は大阪ミナミで「ミナミの鬼」と恐れられる金貸し。化粧品メーカーの社長・鏑木拓也(石垣佑磨)はやり手経営者。銀次郎の噂を聞き、目を付ける。ある日、坂上竜一(大東駿介)は韓国から日本に来たばかりのユリム(小林涼子)と出会う。ユリムは異母姉・蝶子(かでなれおん)のレストランを手伝うために来日したが、実はその店はクラブだった。蝶子のために無理をして店に出るユリムが気にかかる竜一は店に通い詰め、二人は惹かれ合うように。そんな折、ユリムは蝶子から韓国の母親が手術をすることになり、手術費に300万円が必要だといわれる。どんなことをしてでも金を用意すると思い詰めるユリムが心配でならない竜一は、客の返済金300万円に手をつけてしまう。金を持ち帰らなかったことを銀次郎にとがめられた竜一は、支払いが明日に延びたと嘘をつき…。
4. 狙われた町工場
大阪ミナミの金貸し・萬田銀次郎(千原ジュニア)は、東大阪で小さな部品工場を経営する白川誠一(清水綋治)と出会う。白川の工場は高い技術力を誇っていたが息子・一真(和田正人)は大企業に勤めるエリート技術者。工場を継ぐつもりはなく、白川も継がせる気はないと公言していた。一方、白川は留学生・楊(阿部力)と知り合いホームステイさせることに。ある日、白川は高橋(渡辺隆二郎)という男から、覚えのない5000万円の手形を突きつけられる。楊に金を借り不渡りを出さずにすんだと安心していた白川だったが、数日後、楊が「翌日までに金を返して欲しい」と言い出した。金を用意できずうろたえる白川に楊は、それならば工場の株を渡せと迫る。白川の危機を知った一真は銀次郎に融資を依頼。銀次郎は“1カ月以内の返済”を条件に、一真に金を貸すことにするが…。
5. 紙クズ商売
大阪ミナミで金貸し業を営む萬田銀次郎(千原ジュニア)のもとに、10歳の少女・金子歩(二宮星)が現れた。母親の金子麻衣(井上和香)が就職し、研修で家を空けるため預かって欲しいと銀次郎に託したのだ。歩が銀次郎を「お父さん」と呼ぶのを聞いた坂上竜一(大東駿介)は、三人の関係を勘ぐる…。麻衣は、入社したのは悪徳会社だと気づき会社を辞めようとするが、社長の今泉あきら(大口兼悟)らに丸め込まれ、歩のために金を稼ごうと詐欺に手を染めていく。一方、歩は銀次郎の顧客の老人・吉岡宗則(綾田俊樹)の家に預けられる。孤独だった吉岡は歩を孫のようにかわいがるが、それを知らない麻衣は吉岡に近づき紙くず同然の株を次々と売りつける。吉岡が詐欺に気づいたのは、今泉らが会社を潰して逃げた後だった。貯金をすべて失い、借金まで背負ってがく然となった吉岡は…。
6. 狙われた銀次郎
大阪で“ミナミの鬼”と恐れられる金貸し・萬田銀次郎(千原ジュニア)は、菅谷昌和という男に5千万円融資する。ところが、菅谷が返済を前に死亡。貸した金は必ず取り立てるミナミの鬼が、初めて借金を回収し損ねた…と噂が広がる。そんな折、菅谷の娘・阿部幸(浜丘麻矢)から、菅谷は8年前に失踪したと聞かされ、写真を確認すると、金を借した菅谷とはまったくの別人だった。男を探す中、医師の吉田恵美子(伊藤かずえ)がボランティアでホームレスを病院に受け入れていることを知る。しかし、その実態は身寄りのない患者の戸籍を買い取り、悪用して私腹を肥やす悪徳医師だった。本物の菅谷(山路和弘)を見つけた銀次郎は、このままでは取り立て屋が幸のもとに押しかけると告げる。菅谷から戸籍を返して欲しいと嘆願された恵美子は、その交換条件にある恐ろしい“仕事”を命じる。
7. 銀次郎、ついに逮捕!?
「ミナミの鬼」と恐れられる大阪ミナミの金貸し・萬田銀次郎(千原ジュニア)は、借金を残して消えたホスト・藤本大輔(越村友一)を追う中、弟分である坂上竜一(大東駿介)の幼なじみ・大橋寅絵(北川弘美)に出会う。寅絵は病院の看護師長。男勝りな性格で恋人はおらず、未だ独身。職場では若い看護師たちに煙たがられ、孤独な日々を送っていた。同じ頃、ナニワ南署に東京から赴任してきた刑事・立石修三(姜暢雄)が銀次郎をつけ狙っていた。銀次郎が違法な高利貸しと知りながら逮捕できない南署の刑事たちにいら立ち、自ら捕らえようと躍起になる立石。一方、寅絵はSNSサイトで知り合った男と恋に落ちる。竜一は騙されていると警告するが、恋に心を奪われている寅絵は耳を貸そうとしない。まもなく、寅絵は藤本から野村雅彦(湯江健幸)という男を紹介される。
8. 金儲けの方法、教えます!
萬田銀次郎(千原ジュニア)は大阪ミナミの金貸し。ある日、銀次郎の顧客・松野茂樹(中村靖日)が営む洋食店に「経済心理学者」を名乗る花森敬子(三浦理恵子)が現れる。経営不振に悩む松野に、敬子は心理学の“法則”を使って客を増やす手助けをしたいと申し出る。松野が敬子のアドバイスを実行すると、たちまち店は大繁盛。敬子はミナミのさまざまな店に現れ、客の心を操る“法則”を助言しては商売を軌道に乗せ始めた。敬子にすっかり心酔するミナミの商店主たち。だが、銀次郎は店主から謝礼も受け取らない敬子に、何か裏の魂胆があるのではないかと疑っていた。そんな折、敬子が商店主たちを集め、会員制のセミナーを行うことに。銀次郎は竜一(大東駿介)を潜入させて中身を探り、会員たちから金を引き出そうとしていると見抜く。その読み通り、敬子は自ら投資会社を設立したと発表する。
9. 2万5千円の約束
大阪ミナミの金貸し・萬田銀次郎(千原ジュニア)が金を貸していた男が自殺。弟分の坂上竜一(大東駿介)は、男は最近憔悴(しょうすい)しきっていたという。そして遺書から「ナニワ広告社」の社員だったと気づく。一方、長年勤めていた会社をリストラされ、「ナニワ広告社」への採用が決まった緒方(川岡大次郎)は営業部に配属される。そこは社長の新山(飯田基祐)に過大なノルマを課せられる地獄のような職場だった。それでも正社員になるため、接待費や広告料の補填のため借金を重ねていくが、やがて困り果て銀次郎のもとへ。「ナニワ広告社」がブラック企業だと見抜いていた銀次郎は、緒方に会社との対決を約束させる。緒方は同僚と労働組合を結成するが、ナニワ新聞社社長・大田原(鶴田忍)の秘書・霧島(楊原京子)が、緒方を自主退職に追い込むべく画策。緒方は心身ともに追い詰められ…。
10. 美人詐欺師の罠
萬田銀次郎(千原ジュニア)が金貸しを営む大阪ミナミに、教祖を名乗る恵福(安達祐実)が現れる。知るはずのない事情をズバリと言い当てる“霊視”で多くの信者を獲得し、莫大な金を集めていたが銀次郎は詐欺だと直感。その恵福と詐欺をはたらく春田(山内圭哉)は、銀次郎に恨みを抱いていた。まもなく、顧客が次々と借金を完済し銀次郎の元を離れ始め、さらに多重債務者が相次いで失踪。そんな中、露天商・馬場正子(楠見薫)の息子で、ローン会社で働く正樹(中山卓也)が自殺を図った。正子と親子のような間柄だった坂上竜一(大東駿介)は、仇を討とうと息巻くが、銀次郎はいまいちのらない様子。見損なったとかみつく竜一に、銀次郎は絶縁を言い渡す。酒を飲んで荒れる竜一を恵福は言葉巧みに誘う。すっかり懐柔された竜一は、銀次郎が密かに進めている儲け話を横取りしよう持ちかけ…
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