製作国】:日本
【監督】: 今泉力哉
【出演/声の出演】: 志田彩良、井浦新(ARATA)、鈴鹿央士、石田ひかり、菊池亜希子、西田尚美、梅沢昌代
【言語 】:日本語
【字幕 】:日本語
【ディスク枚数】: 1枚組
日本公開日: 2021/10/15
【内容紹介】
作家・窪 美澄×監督・今泉力哉
恋愛映画の旗手、今泉力哉が描く現代の「父と娘」、そして「家族」の姿
人気作家の窪美澄が2014年に発表した短編集の中の一篇「かそけきサンカヨウ」の映画化を切望し、メガホンをとったのは『愛がなんだ』(2019)のヒット以降数々の良作を手がけ、その動向に注目が集まる今泉力哉監督。幼い頃に母と別れ、早くに大人にならざるを得なかった少女・陽の成長を、父や新しい家族との間に生まれる確執と交流、そして同級生・陸との“淡い恋愛感情”を交えつつ、やさしい物語として織り上げた。
陽を演じるのは志田彩良。今泉監督とは3度目の顔合わせ。一見大人びて見えても複雑な心境を持つ少女の心を丁寧に積み重ねつつ、肌ざわりをリアルに体現している。時には対等に、時には優しく娘を見守る父・直を演じるのは日本映画界に欠かせない俳優・井浦新。陽が淡い恋心を抱く陸に、「ドラゴン桜」で志田と共演した鈴鹿央士。さらに陽の産みの親役に石田ひかり、父の再婚相手で陽の新しい母親役に菊池亜希子、陸の母役を西田尚美、祖母役を梅沢昌代と実力派俳優が脇を固める。
雨に濡れると花びらが半透明になるサンカヨウのように、誰かとかかわる中で時に傷付きながらも新たな自分を見出し、輝いていく。ささやかだけれど感情が動き、変化していく様を色合い豊かに伝える―そんな味わい深い映画が誕生した。
【ストーリー】
幼い頃に母が家を出て、ひとりで暮らしを整えられるようになっていった陽は、帰宅してすぐに台所に立ち、父とふたり分の夕飯の支度にとりかかるのが日課だ。
ある夜、父が思いがけないことを陽に告げる。「恋人ができた。その人と結婚しようと思う」
ふたり暮らしは終わりを告げ、父の再婚相手である美子とその連れ子の4歳のひなたと、4人家族の新たな暮らしが始まる。新しい暮らしへの戸惑いを同じ高校の美術部に所属する幼なじみの陸に打ち明ける陽。実の母・佐千代への想いを募らせていた陽は、それが母であることは伏せたまま、画家である佐千代の個展に陸と一緒に行く約束をするが・・・。
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