【制作国】: 日本
【出演/声の出演】: YOSHI, 菅田将暉, 仲野太賀, 奥野瑛太, 豊田エリー
【監督】: 大森立嗣
【音声or字幕】:日本語
【ディスク枚数】:2枚組
【商品類別】:中国正規品
【リージョンコード】:リージョンオール(すべての国で再生可能)
日本公開日: 2020/03/03
【内容紹介】
3人が世界のすべてだった。
YOSHI×菅田将暉×仲野太賀!
刹那的に生きる3人の少年を描く、純粋で過激な問題作。
『まほろ駅前』シリーズ(11・14)、『セトウツミ』(16)の軽やかな作風で多くの映画ファンを魅了し、茶道にまつわる人気エッセイの映画化『日日是好日』(18)では幅広い世代の支持を集めて大ヒットを記録。そんな多彩にしてプロフェッショナルな仕事の充実ぶりが目覚ましい大森立嗣監督の長編11本目となる『タロウのバカ』は、大森監督が『ゲルマニウムの夜』以前の1990年代に執筆したシナリオに基づいている。本来はデビュー作として構想していたそのオリジナル脚本に、現代にふさわしい変更をいくつか加え、とりわけ思い入れの深い物語の映画化を実現させた。
社会のシステムからはみ出した3人の少年の純粋にして過激な生き様を描く本作は、「映画とはこうでなくてはならない」という既成概念を打ち破る、破格の問題作に仕上がった。全編が寓話のようでいて、フィクションであることを忘れさせるほどの生々しいリアリティーとスリルがみなぎる映像世界は、社会的な弱者の排除、育児放棄といった今の日本の理不尽な現実をも取り込んでいる。その虚ろに壊れゆく世界のどこに希望はあるのか。そんな根源的な問題提起を鋭くもダイナミックに突きつけてくる大森監督、渾身の一作である。
“何者でもない”主人公タロウには、本作が俳優デビュー作となる16歳のYOSHI。すでにOFF-WHITE、ヘルムート・ラングなどのファッション・アイコンとして脚光を浴びる一方、音楽界でのデビューも決定するなど、無限の可能性を秘めた若きアーティストが、野生の天使というべきタロウを全身で表現した。
YOSHIと併走するふたりの高校生に扮するのは、縦横無尽に活躍する若き実力派俳優たちである。やるせない悩みを抱え暴力に走ってしまう少年エージを演じるのは、漫画を実写化した数多くの大ヒット作から、『ディストラクション・ベイビーズ』(16)、『あゝ、荒野』(17)といった野心作まで、ずば抜けた感性で幅広い役柄をこなす菅田将暉。大森監督とは『セトウツミ』に続くタッグとなる本作では、死の淵を覗き込んだ若者の彷徨を閃光のごとく体現し、これまでのキャリアで最も凶暴なキャラクターをやり遂げた。
エージの親友で、理性的で臆病な少年スギオ役は、『南瓜とマヨネーズ』(17)、『来る』(18)、『町田くんの世界』(19)などの話題作への出演が相次ぐ仲野太賀。3人のうち最も観客の共感を誘うキャラクターでありながら、純粋すぎるがゆえにやり場のない鬱屈を内に溜め込み、暴走するその姿から目が離せない。プライベートでも親友同士である2人の本格的な共演も大きな見どころとなる。また、音楽の大友良英がインドの民族楽器シタールを導入したエンディングテーマ、その独特の音色も生と死の狭間をたゆたう感覚を創出している。
【ストーリー】
主人公の少年タロウには名前がない。彼は「名前がない奴はタロウだ」という理由でそう呼ばれているだけで、戸籍すらなく、一度も学校に通ったことがない。そんな“何者でもない”存在であるタロウには、エージ、スギオという高校生の仲間がいる。
エージ、スギオはそれぞれやるせない悩みを抱えているが、なぜかタロウとつるんでいるときは心を解き放たれる。大きな川が流れ、頭上を高速道路が走り、空虚なほどだだっ広い空き地や河川敷がある町を、3人はあてどなく走り回り、その奔放な日々に自由を感じている。しかし、偶然にも一丁の拳銃を手に入れたことをきっかけに、それまで目を背けていた過酷な現実に向き合うこととなる。やがて、誰にも愛されたことがなく、“好き”という言葉の意味さえ知らなかったタロウの内に未知なる感情が芽生え始める……。
特典
【初回限定特典】
・アウタースリーブケース ※なくなり次第終了となります。
【封入特典】
・特製ブックレット
【映像特典】
・メイキング&インタビュー
・完成披露先行上映会舞台挨拶
・公開初日舞台挨拶
・公開記念舞台挨拶
・予告集
DVD購入URL:
タロウのバカ DVD