【制作国】:日本
【監督】:石崎豪, 藤井謙二郎, 松本貴子, 玉利祐助
【出演/声の出演】:天明屋尚, 舟越桂, 草間彌生, 森山大道, 会田誠
【音声/字幕】:日本語音声
【ディスク枚数】:3枚組
【商品類別】:中国正規品
【リージョンコード】: リージョンオール(すべての国で再生可能)
日本公開日: 2009/04/24
【収録内容】
1.≒(ニアイコール)天明屋尚
世界各国から14人のアーティストが選ばれ制作された、2006年ドイツFIFAワールドカップ・アートポスター。日本人では唯一、彼が選ばれた。まさに、「もう1人の日本代表」である。
この、世界が注目するアーティスト“天明屋 尚(てんみょうや ひさし)”は、絵で闘う流派「武闘派」を名乗り、日本独自のカウンター・カルチャー、室町時代の「婆娑羅(ばさら)」、戦国末期の「傾奇者(かぶきもの)」その系譜に連なると表明し、骨太な大胆さと、緻密な繊細さを合わせ持った「ネオ日本画」で国内外を問わず精力的に活動している。
『≒天明屋尚』は、独学で修得した数多くの日本画の伝統技法を駆使し、伝統的で斬新な「ネオ日本画」の制作の様子に密着し、豪華絢爛な色彩と大胆不敵なテーマに潜む端々のディテールのこだわり、手仕事の細やかさとその技の数々をじっくりとカメラに収めている。絵によって「傾いて」みせる絵師は、現代社会に作品と姿勢で物申して来た。 その真摯でひたむきに取り組む姿を、カメラが“斬り撮る”。 ジャパニーズスピリットを胸に秘め、傾いて、傾いて、傾き倒す。婆娑羅、傾奇者、天明屋尚。 この男、孤高の絵師なり。
2.≒(ニアイコール)舟越桂
3.≒(ニアイコール)草間彌生~わたし大好き~
4.≒(ニアイコール)森山大道
アラーキーこと荒木経惟に「新しい写真の時代を作り出した男」と言わしめた写真家・森山大道。
60年代後半より常にカリスマ的存在として写真界に君臨しながらも、マスコミへの表立った登場を拒み続けていたため、その人物像はどこか謎のヴェ-ルに包まれている。
森山大道の写真に対する基本的な姿勢の中に、表現性との訣別、そしてアマチュアリズムの肯定というものがあり、実際に彼が使用しているのはコンパクトカメラである。
これにそのまま倣うかのように、本作品に用いられたビデオカメラはハンディカム一台のみ。更にスタッフも原則的に一名、その上なんと構成案も一切ナシと、徹底的にアマチュアライクかつフォトドキュメント的なスタイルで行われたという撮影は、氏が活動拠点にしている新宿をメイン舞台に、2000年秋から5ヶ月に及んだ。
約20ものトピックスからなる本作品は、伝説の高速スナップ&ノーファインダー撮影をはじめ、本人以外は立ち入り禁止の暗室作業など、滅多に見ることのできない貴重な映像が断片として紡がれており、見る者を惹きつけて止まない。
また、古くからの友人である荒木経惟らがフランクに語るその素顔や様々なエピソードが、彼のこれまでの作品群と共に紹介され、彼の創造の根元的精神へと見る者を誘う…。
5.≒(ニアイコール)会田誠 ~無気力大陸~
巨大なアニメのセル画に北斎の浮世絵をベースにした「巨大フジ隊員VSキングギドラ」、路上で女子高生数人が切腹をしながら、笑みを浮かべている「切腹女子高生」をご存知だろうか。
炎上するニューヨークの上空をゼロ戦が旋回している「紐育空爆之図(にゅうようくくうばくのず)」をご覧になった事があるだろうか。会田誠は、卓越した技法により日本の恥部や暗部などを様々な表現方法で問題提起する作家として注目を集める傍ら、中学校の美術の教科書に作品が採用されるなど、その才能は各方面から高く評価され、美術作品の他にも漫画や小説などその活動範囲は幅広く、アート界のみならず各界のクリエーターに影響を与えている。
『≒会田誠』は200号の大作『「人」プロジェクト』に取り組む姿を軸に、村上隆がキュレーターを務めた「Coloriage(ぬりえ展)」で、かつて東京都清掃局によって撤去された『新宿城』がパリに蘇る姿などを記録する。
そして、これまでの活動の軌跡も織りまぜながら、結婚や長男誕生などのプライベートも含めた200時間以上に及ぶ映像を厳選して構成。“現代美術”という世界で挑む“アートの仕事”とは何であるかに迫ることで、彼の人間像を描くドキュメンタリー映画である。
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